櫻井先生のお宅では、何かが見つからなくなると「床下の小人が借りていった」と言い、見つかると「床下の小人が返しにきた」と言うのだそうです。
我家は8階なんですけど、床下は有るんですね。毎日小人さんが登場します。
昨日は夕食に食べるつもりで冷蔵庫から出したばかりのトマトがどうしても見つからなくてまごまごしました。
今朝、キッチン小物の引き出しを開けたら、トマトが・・・転がり込んでいました。
さっき、予備の肌着を出そうと、押し入れケースの長い引き出しを、奥まで引きだしたら、行方不明だったお財布が!!奥の奥に挟まっていました。
2か月も前から、予備の千円札十枚を入れたこのお財布は、行方不明でした。
部屋の隅々まで探しても無いので、失くなる筈はないからと捜索を打ち切っていました。
所定の位置が、押し入れ引き出しの真上なので、あけっぱなしだった引き出しに落ち込んだのです。それにしてもなんでこんな奥に潜りこんでいたのでしょう。
まだ見つかっていないものがいろいろあります。
買ったはずの紅生姜が消えてます、冷蔵庫の大掃除をしなくちゃなりません。
黄色い布地も、使いたいのに見つかりません。いずれ床下の小人さんが返しに来るでしょう。
今日、歯医者の帰りに買い物をして、途中で座り込んでいたら、やはり七十代らしいおばあさんに話しかけられました。いきなり「隣にヘンんな人がいると大変よ」何の話かと思ったら、郵便屋さんが彼女への重要書類を間違えて隣に配達。隣のおばさんが開封して、「中は見なかったからね」と持ってきた。でも封筒の窓に宛名は見えず、中身は明らかに出された跡が有る。保証人の名前も見られちゃった・・・一体何の書類なのか、書留にしない程度の重要書類?「見たくせに見てないって嘘ついて持ってきた」隣に腹が立つのと、間違えて配達した郵便局に腹が立つ。郵便局に電話したら謝りにきたけど、名刺も置いて行かなかった。もう一度文句言って二度としませんって一筆書かせようと思う・・・
ややこしい話し方をまとめるとこんな話。
私は一言言いました「あなたが行くという小さい郵便局は、集配はやっていないから、責任者はいないと思いますよ」
「あらそうなの、でも聞いてみりゃわかるよね」「まあ取り次いでくれるでしょうけど」
そこで私は歩きだしました。
窓口会社は、民営化で、集配とは別々なんですけどね。
しかし、孤独な老人の問題が浮き彫りになったような出来事でした。誰かにこれから郵便局に苦情を言いに行くことを認めてほしかったようで「恥ずかしいことじゃないよね」と何度も念を押されました。おやめなさいとは言えないでしょ、見ず知らずの人なんだから。
隣がヘンな人だと言うけれど、見ず知らずの私に相談するあなたもかなりヘンですよ。
でも、我慢して最後まで聴いてあげました。傾聴ボランティアがもっともっと必要なんですね。
老人問題は深刻です。