午後のリハビリルームに、患者は私一人。昨日は猛烈に混んだそうですが、今日は他に誰も来ません。
そこで、「首もやって上げるよ」と仰向けで、頚椎の周辺を揉んでくださいました。空いている日に、時々やって頂いて、とても楽になります。仰向けで頚椎を揉まれたのは、この先生だけでした。いろんなやり方を勉強しておられる先生です。
終わって、お銈さんを見舞ったら、お嫁さんと下のお孫さんに会えました。
ご家族が居られると、お銈さんは、いろいろ注文します。でも、もう体が言うことをきかず、座らせてもらうわけにいかないのです。
しかし、今回も、予定の24日に退院できそうだとのこと、ご家族の負担はますます重くなりますね。
今まで何度も危篤に陥りながら、翌日は脅威の回復力を見せて、奇跡を繰り返したというお銈さん。
今年の1月私と一緒の頃、病院でいよいよだと言われながら、持ち直して退院、訪問診療を受け始めたのでした。訪問の.お医者さんが休暇をとる間、入院とは決まっていたけれど、その前に亡くなられるかもと思われていたそうです 。
お銈さんの生命力には驚くばかりです。
気持ちもしっかりされていて「お銈さんのお話が絵本になるので、頑張ってね」といったら、「3月までは頑張れないよ」と即答。3月に絵本が完成する事を、ちゃんと記憶しておいででした。
氷が欲しいと言われるので、お孫さんが買いに出たけれど、お銈さんは眠ってしまいました。
そのまま、三人とも帰宅したのでした。
7日にアパートを訪問した際、私の質問にははっきり答えてくださいました。あの日の状態からは、信じられないことだったそうです。絵本を作るための質問にはちゃんと答えようとなさるのでした。
大した精神力だと感じ入るばかりです。