久米 銈さんが昨夜遅く、静かに息を引き取られました。最期までかっこよかったお 銈さん。
今日、私のリハビリはお休みなので、遅い時間になってから、お見舞いに行ったら、昨夜亡くなられて、もうご家族が引き取られたとのことでした。
昨日お見舞いできて良かったです。手をさすってきただけですが、最後の日にお別れができました。
目の見えない方も、あの世ではちゃんと見えるそうですね。きっと、仲秋の名月を目指して昇天されたのでしょう。
でもやっぱりお別れは淋しくて、物思いに耽って帰宅したら、木村さんから、Facebookにお孫さんが、久米 銈さんの死を告げておられたという、メールが届いていました。
お銈さんは、檀那寺の和尚さんにお経をあげてもらうだけで、葬儀なんかしなくていいのだとおっしゃっていました。ご家族がどうされるかわかりませんが、今日は金曜日だし、様々な手続きに追われておいででしょう。
アパートにお電話してもお留守でしょうし、私からは何もご連絡しないでおりましょう。
ご家族が、お線香あげにきてほしいと、言ってくださるまで、こちらからお邪魔はしますまい。
ただ、ひたすらご冥福を祈っております。
私はお銈さんの、辛かった時代を主に聞き書きしましたが、楽しかった時代を、お孫さんが、教えて下さったので、絵本には、お幸せな時代も加えられます。
たくさんの持病を持ちながら、優しいご家族や、介護の方に恵まれて、みんなから尊敬され、愛されて96歳半まで、頑張られたお銈さんは、お幸せな生涯だったと言えましょう。
亡き夫だけを思い続けて、一家の長老の役目を最後まで果たしたおけいさん。立派です。
私も、彼女の最晩年に、自分史のライターをさせて頂けて、嬉しかったです。
電子絵本は、見事に出来上がると思います。みんな情熱を込めて作業していますもの。
来年、極楽の蓮の葉の上で、春吉さんとお銈さんが、電子絵本を見てくださると信じます。
ーーー