「戦争だけはやっちゃダメ」と生涯言い続けていた 久米 銈さんが亡くなって2年。
三回忌の日に"戦争法案"が成立した。
平成25年9月19日、96歳の生涯を閉じた久米 銈さん。
27歳で死別した夫の月命日に 仲秋の名月が昇るとともに昇天した久米 銈さん。
極楽往生された筈。
でもあの世でご夫婦で怒っておられることだろう。日本は又々戦争できる国になってしまったのかと。
彼女が言い残してくださった「96歳の遺言 戦争だけはやっちゃダメ」は、私が書き取って、ボランティアの方々が、電子絵本と、朗読の動画に仕上げてくれた。
http://96sainoyuigon.jimdo.com どうか一人でも多くの方に、読んだり聴いたりしていただきたい。
27歳の戦争未亡人が空襲の劫火に追われ、2人の幼子を抱えて戦後の極貧の日々をどう生き延びたか。
二度とこんな悲惨なことが起きてはならない。
戦争なんかやっちゃダメなんだと、当時の我々は、肝に命じたのに、戦後生まれでおぼっちゃま育ちの面々は、平気で再び戦争の出来る国にしてしまう。
焼夷弾の劫火を見たことがなくたって、戦後の庶民の飢えを体験しなくたって、歴史を学べばわかる筈なのに、平和ボケの面々は日本を守るのは軍事同盟だと思い込んでいる。
70年間日本人が一人も戦死しなかったのは、憲法九条のお陰だったのに。日本を守るのは憲法九条なのに。戦後の平和をぶっ壊して、戦争の昭和へ回帰したがっている。
今の政権をのさばらせて置いたらたいへんなことになる。
若者たちが、諦めないぞと叫び続けてくれている。老いも若きもデモを続けてくださっている。
今日は代々木で大集会がある。私は行かれないのがもどかしい。
辰巳芳子さんの叫びも、久米銈さんの叫びも、無視されてはならない。
(Facebookから頂いた画像です)
我々は諦めない、二度と戦争出来る国にはさせない。絶対に黙らない。
我々の仲間は、老いも若きも、戦争の歴史をまともに学んで来たのだから。
ナチスと軍事同盟を結んだあの愚かな時代に戻してなるものか。
軍事同盟は平和をもたらさず、破滅を招くもの。
平和憲法こそが日本を守る。
小学4年生が言った。
これが真理だ。
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