目良誠二郎氏のFacebook記事をコピペさせて頂きます。Facebookには写真も載っています。
★第五福竜丸とゴールデン・ルール号&ヘレン・ジャッカードさん★
昨日、来日したばかりの米国ベテランズ・フォー・ピース(VFP=平和を求める元軍人の会)のヘレンさんが、夢の島にある第五福竜丸展示館を訪問するのに同行しました。
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1958年、たった4人のアメリカ人が小さなヨット「ゴールデン・ルール号」に乗り、マーシャル諸島でのアメリカの水爆実験に対して非暴力直接行動による海上抗議運動を敢行して、逮捕されました。
その「ゴールデン・ルール号」のクルーたちと拘留先のハワイで偶然つながり、共鳴してその後同じくヨットによる反核運動を行ったのが、戦後、広島で建造されたヨット「フェニックス・オブ・ヒロシマ号」です。
カリフォルニアの川底に沈んでいたのを発見されたゴールデン・ルール号は、VFPの有志達によって2015年に引き揚げられ、多額の費用と労力を伴って修復・再建され、再び平和の船として航海に出ています。
そして2020年、この「ゴールデン・ルール号」が、核廃絶、世界平和を訴え出帆、広島をはじめとした日本を目指そうとしているのです。
奇しくも同じくカリフォルニアの川底に沈んでいるのを発見された、「フェニックス・オブ・ヒロシマ号」を蘇らせ、広島への航海に同行できないかと奮闘する、VFP「ゴールデン・ルール・プロジェクト」の責任者を務めるヘレンさん。
僕は、この8月にシカゴで開かれたVFP年次総会でヘレンさんに初めてお会いしました。
明日から一泊で、VFPジャパンの仲間たち4人とヘレンさんとで福島の原発事故被災の地と人びとを訪ねます。
現地の案内は、浪江町出身の元原発技術労働者で現在飯坂温泉に避難を強いられている、僕の「同郷の盟友」今野寿美雄さんです。
★ヘレン・ジャッカードさん
化学工学で学位を取得後、コンピュータープログラマー、そしてトレーナーとして働き、2010年に定年退職。
2006年にベテランズ・フォー・ピース(1985年にアメリカで設立された平和を求める元軍人の会)に入会し、核軍縮、環境問題を担当。現在「ゴールデン・ルールプロジェクト」の責任者を務める。
フリーランス作家、婦人国際平和自由連盟(WILPF)の軍縮/停戦委員会のリーダーシップメンバーでもあり、ゴールデンルール号プロジェクトについて、米国西海岸ですでに50回以上の講演を行っている。
素晴らしい平和運動ですね。