久しぶりに駅の向こうの華やかな大型店まで、眼鏡のつるを調整してもらいに行きました。
用が済んで家庭用品売り場を一回り。便利な道具はあるし、使いたい鍋もあるけれど、収納場所を考えると買えないのです。住宅事情がこれ以上物を増やすことを許さないから。
帰りがけにお昼の材料を買いました。この店は何でも高いから、夕食材料まで買う気はありません。食費に糸目をつけないなら、美味しそうな材料は幾らでもあるけれど・・・、カメラやパソコンならエイッとばかり奮発して買うくせに、毎日の支出には極端にケチな私。ちまちまとうどんなどを買って、この店は私には合わないなあ、ウチは下流かなあ?なんてちょっと憂鬱に思いました。
お昼に天ぷらうどんを食べた後で、新聞の特集記事を何日分もまとめて読みました。ウチから3km先の巨大団地や周辺の住民達の話。
三十数年前中流の集団だった高層と中層の大団地。今は生活が苦しい人の多い老人団地になっていると言う。賃貸の公団住宅は入居当時収入がいくら以上無いと入れなかった。だから貧乏人は一人もいなかったし、家賃も都営よりはかなり高い。今家賃を払いきれずに、都営住宅に転居したがる人が多いらしい。日本は国民年金だけでは生活できない国だったのです。
蓄えなし年金も少ない年寄りは生きること自体が苦痛になる。自殺が多いのは国の恥だ。
障害を持つ家族を抱える人はもっと悲惨です。福祉の削減で施設利用費の自己負担が増える。老人医療費の自己負担も増える。
「老人は金持ちだ」とよく言われる。そうだろうか?半数は余裕の無い人たちなんじゃないかしら。金持ちの老人から医療費を3割取るのはかまわない。でも貧しい老人から2割取るのは、今の2倍になるのは・・・医者にも行けないで孤独死する人数をもっと増やす事になる。団地の一人暮らしが人知れず死んで、長いこと気付かれなかった例は多い。まったく福祉国家じゃないんだなあ。
いよいよ預金も少なくなって福祉事務所に相談したら、貯金の残高が10万円を切ったらいらっしゃいと言われたそうです。それから手続きして間に合うのかな?
フリーターのまま四十近くなっちゃって、定職につけず夢もかなわず、一泊1500円のベッドでその日暮らしの人も居るそうです。彼らは将来福祉を頼る人数を増やす結果になるのでしょうね。
下を見れば・・・ウチはけっして下流じゃあなかった。
ではこれから庶民的なスーパーまで足を延ばして夕飯の材料を買って来ましょう。往復2キロ半歩くのは健康に良いし、帰りにサーキットトレーニングで30分運動をしてきます。(2月10日)
庭のミニシクラメン、がんばってます。二度も雪に埋もれたのに、蕾をどんどんつけて。
今朝4時に目覚めて、テレビを見ちゃったので眠いです。
トリノ五輪開会式、光と色が華やかで面白かった。お祭好きだから何度でも見ちゃいます。でも競技は心配で、はらはらするから録画の方が良いです。