朝から雨で、気をもみましたし、ますます体調不良でどうなる事かと思いましたら、夕方雨はいったん止んで、私の喉も落ち着いて・・・楽しい一夜となりました。
150年前の庄屋の屋敷を資料館の庭に移築した、かやぶき民家。その6部屋続きの座敷をいっぱいに使っての夜語り。お客さんのアンケートでも、雰囲気が良いなどと、とっても好評でした。
前半はある程度電灯(裸電球)をつけて、休憩後は大半を消して、だんだん怖い話になりました。
行燈の灯りに薄が揺れて、秋の虫たちの大合唱の中、雷も一つ・・・夜更けのかやぶき民家には、怪しい空気が流れます。
おもに休憩時間だけ篠突く雨。雨がやめばすぐさま夥しい数の虫の音、素晴らしいバックグラウンドミュージックでした。
10人が語って、二人が司会して、後の人たちは受付やお客さんの世話。みんな楽しみながら頑張りました。
衣装がまたそれぞれの話に合っていて、それはそれは素敵でした。
ひとの分まで着物を持って来た人は、若い人にあれこれ選んで着せつけて、それがまたコワーイ話にピッタリの着物で・・・みんな似合っていました。私はいつもの作務衣ですが、それも話に合いました。
「法印様と狐」この話はまだまだ反省点がありますが、声が出てほっとしました。
休憩時間に土砂降りで、本館のトイレに行きにくかったけれど、終わるころには小降りで、私たちが反省会をして帰る時間には止んでいました。
4時半に出かけて、10時に帰りましたが、楽しかったせいか、朝の体調がウソみたいに元気になりました。
花名人のお宅の玄関先です。