今日午前中は、語りグループ「かにかにこそこそ」の例会で、ヨーロッパの物語を語る日でした。
みんなのお話しは、リトアニア、バルカン半島、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、いろいろで楽しかったです。
いつもは日本のお話し専門の私ですが、課題が出たので、北欧のお話から探してみました。結構面白いものがたくさん有りました。
私の選んだ、デンマークの「銅の鍋」のあらすじは・・・大きい農場を持っていた父さんが死んでから、おっかさんと息子には悪いことが続いて、農場も何もかも、隣の地主に取り上げられてしまいました。その上、地主に借金を返せず、今住んでいる小作人小屋からも追い出されそうになっていました。
息子が友人を訪ね歩いてもお金は借りられず、帰る途中の川で、小人を向こう岸に渡してやって、お礼に銅の鍋を貰います。
その鍋を火にかけると「おいらの出番だ、出かけるぞ」と叫んで、頼まれたものを何でも持って来てくれるのです。
明日までに地主に返さなければならなかった10ダーラーを、地主の金庫から持って来て貰って、翌日借金を返し、それからも毎晩少しづつ必要なだけのお金を、運んでもらうのでした。
地主が気がついて、鍋が金庫からお金を集めている時取り押さえますが、鍋は地主をぶら下げて飛び出そうとするので手を放します。
次の晩、鍋が来た時、地主は鍋の上に座ってしまいます。鍋は平気で地主を乗せたまま飛び帰り、親子の小屋の煙突の上に止まります、地主をしっかり捉まえたままで。
鍋が放してくれないので、地主は身動きできず、親子に元の農場も何もかも返す約束をさせられます。そのうえ、娘を嫁にくれとまで言われて、仕方なく認めて解放されるのでした。
地主の娘は、息子の嫁になることをとても喜んで、結婚します。
その結婚式の日に、鍋はどこへともなく消えてしまいました。・・・と言う、10分ほどのお話しです。
学校でも語れるお話しだと思います。
明日は高齢大学で、救急救命講習です。AEDの実習が受けられます。
今まで、若い時から何度も、救命講習は受けてきましたが、AEDは初めてだから嬉しいです。
その次の日は、6人の老婦人に招かれてのお話し会です。「銅の鍋」など語りましょう。
今日は図書館で「羊毛フェルト手芸」の本をどっさり借りてきました。
遊工房さんの真似をして、ウサギさんでも作りたくなったのです。
でも・・・「バカの壁」はいつ読みましょうか・・・
昨夜も雪がちらついたし、今夜も予報では雪が少し積もるとか・・・雪は9回目でしょうか、近年にない珍しい冬です。
早く高気圧になってくれないと、私の膝は痛みっぱなし・・・当分、羊毛を買いに行くことはできません。その間に本が読めそうです。