わが母校です。卒業して5年が過ぎました。

後輩の卒業式に毎年参列しています。

今年の卒業生はわずかに3名でした。(でも2年生は5名、1年生は9名、下駄箱に名前が貼ってありました)
3人とも女性で、お二人が皆勤賞でした。私より少し年上の方二人と、昭和13年生まれの方一人。
3人だけなので、校長先生の式辞もそれぞれの作文を引用されたり、とっても親しみが有る素晴らしい卒業式でした。
来賓方も、通信課程が有ることで、現役中学生に良い影響が有るなどとお話しになりました。
参列者が卒業生の何十倍?いつもながら大勢でお祝いしました。
卒業生代表のお話も素晴らしかったです。昭和13年生まれのその女性は、家が海運業を営んでいたのですが、船をすべて軍に接収されて、お父さんは満洲へ出征。
6歳の彼女を頭に5人の幼な児を抱えて、お母さんは一人働きましたが、数年後、お父さんが抑留から戻った直後、お母さんは力尽きて亡くなりました。
お父さんは抑留中にいろいろな病気を発症し、帰国しても船は失われたままなので、小さい店を持ちました。男手一つで子育てしましたが、病気がちなので、長女としては心配で学校に行っていられなかったそうです。
やがて彼女は結婚して子どもが小学生になると、一緒に勉強をはじめました。
息子さんの5年生の担任が素晴らしい先生で、2年間お母さんにも教室に席を与えて、勉強させてくれたそうです。
そうして、3年前に一橋中学を発見、無欠席で通いました。
毎年のことながら、今年のお話も感動的でした。
式が終わってから、私たちのクラスは、4月にどこかに行きましょうと相談。
今日は来られなかった最高齢の女性の家の近くで集まろうということにしました。
その方は大正10年生まれ、身体に障害がいろいろお有りなのに、通信制高校も卒業し、今では法政大学にスクーリングに通っています。みんなで会える日が楽しみです。

クラスメートが「娘が書いた本なの」と言って、童話をくださいました。びっくりでした。
文芸社 ビジュアルアート出版文化賞2009児童文学部門 個性派賞受賞作・・・と有ります。
七星 雪乃 作 「犬の鎖を外したら」 文芸社刊
帰りの電車1時間の間にほとんど斜め読みして、あんまり夢中になったので、ここの駅に着いて買い物をして、ベンチで終わりまで読んでから帰りました。
情景が映画的なんです。アニメの原作にしたら素敵です。
3人組の少年が、奇妙な門に太い鎖で繋がれている石の犬を、石だってつながれっぱなしじゃかわいそうだからと、鎖を切ったら、とたんに魔界の門が開いてしまった。石の犬は魔界の犬に戻って「早く閉めないと、魔界の者が出てしまったら大変なことになる」という。でも門は内側からしか閉められないので、中に入って閉め、自分たちが出られなくなる。
彼らが現実世界に戻るために、犬に助けられながら、竜のところに頼みに行く途中で、3人それぞれに…二人を置いて自分だけで行くなら通してやる、3人一緒と言うなら、自分と戦え…みたいなことを言われる。それぞれ「仲間とは絶対に離れない」と言いはる三人は、一人づつ大変危険な目に遭う。様々な冒険シーンが絵として見えてくる作品です。
奇想天外でありながら、3人の人間性がとてもリアルに描かれています。
うちの孫が、いずれ喜びそうな本でした。まだちょっと難しいけれど。
今日は8時に家を出て、夕方4時に帰りました。脚が痛いです。