今朝になって息子から「知らせるの忘れてた。二回目なのだけど、11時20分からのEテレみてね」と言ってきました。
慌てて、録画予約して、接骨院に出かけたけれど、忘れ物をしたり、何やかやで遅くなり、ヘルストロンに寄る暇が無くなってしまいました。
帰ってから、録画で見たのがこれ。
NHK 東北発 未来塾講師は、早稲田大学の西条先生。震災直後に、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」という、日本最大の支援組織を立ち上げた人物です。
震災直後は、家庭から家電を集めて、人海戦術で綺麗にして、困っている個人に配った。
一昨年の夏になると、扇風機が欲しいという声が高まった。今までのように、個人から募集したのでは、百台集めるのも困難なので、今度はネット通販の仕組みを使った。特別に1500円で提供してもらい、一人3000円の寄付を募った。寄付金を通販に送ると2軒の家に扇風機が届く。人手は要らない。6000台を送る事ができた。
その後、冬物家電を、困っている人に個人的に送ろうと、全国の新聞に「被災証明のコピーを送ってくれれば、コタツまたは、電子カーペットを送ります」と掲載した。仲間は「そんなことして、応募が殺到したらどうなるの?」とみんな反対したが、実際、予定の何倍もの申し込みがあっても、12月28日までに、すべて発送したと、ウチの息子から聞いています。
西条先生のやり方は、
できない理由を探さない。
過去の成功体験に囚われないで、良い方法を試みる。
常に状況の変化に対応してゆく。
東北の被災者に、重機運転免許取得支援を繰り返し、500人ほどが免許を取得したが、いざ現場に出ると、即戦力が求められ、より難しい操作を覚える暇がない、という訴えに、新たにスキルアップの講習を始めた。
今日のテレビでも、女性が巨大な重機の高度な技術を習っていました。
西条先生のアイデアと実行力は凄いですね。
世間が忘れかけていても、去年は、被災者にミシンを配ったりして、彼らは支援を続けています。