昨日無理が過ぎたので、今日はゆっくり横になっていました。
玄関を一歩も出ていません。
それでも、掃除こそしないけれど三度のご飯は作っています。
民話に、若狭の国の長者の娘が、有馬温泉に湯治に来ていて、ハンサムな若者と恋仲になる話が有ります。
若狭は原発銀座だから、すぐわかりましたが、有馬温泉の位置を知らなかったので、退院してから検索しました。
有馬が神戸市北区だったとは!地図が好きなのに関西は知らない場所が多すぎると思いました。
それにしても昔の人は、ずいぶん遠く迄湯治に行ったのですね。
この「謎婿」と言う恋物語を、9月の夜語りの、候補の一つにしようかと思っています。
物語は三つ以上準備して置かないと「謎婿」では長すぎるかもしれません。
もう一つの候補には、「夢を買うた男」が良いかなと思っています。
此の二編とも、貧しい若者が長者になる話ですが、決して棚ぼたでは無く、真面目に努力した結果、幸運を手にする話です。
もう一つは「灰坊」を考えましたが、
でもこれはあまりにも矛盾が大きすぎて、困ります。
主人公は、殿様の息子で、継母の讒言により、9歳で家を追い出されます。
彼はその足で長者の家の一番下っ端の灰坊(へーぼ)に雇われますが、すぐに先輩たちに指図をして目覚ましい働きをし、とても9歳のやることとは思えません。
しかも、じきに長者の娘の婿になっちゃう。時間の経過が納得出来ないのです。
しかもその娘には神通力がある。ちょっとやりにくすぎますね。
「謎婿」も長者の一人娘なのですが、跡取りでは無い。弟が居るのかな?
民話に理屈は要らないのでしょうが、私はつい合理性を求めてしまう。
奇想天外な話なら、それはそれで良いけれど、普通の暮らしの中の話は、納得しないと語れないのです。
まだまだお話探しは続きます。
今迄は、賢い女性が主人公の話を好んで語ってきましたが、たまには辛抱強い努力家の男の話も良いかも。
嘘つきが、うまいことやる話は苦手。
結果が納得出来ない悲劇も苦手です。
語るお話が練れたら、いずれご紹介します。
真帆ちゃん、志帆ちゃんには、70年前のこの辺りの悲劇を、話して置かなくっちゃなりませんね。
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