日本語は難しいというお話から、日本語のステキさを書き綴っておられる、『美人の日本語』の著者、山下景子さんのメルマガをお奨めしたくなりました。
『センスを磨き幸せを呼ぶ~夢の言の葉~』です。
或る日の内容は
日本語には、美しい言葉がたくさんあります。
言葉には、言霊(ことだま)といって、魂があると信じられました。
美しい言葉の切れ端を、たくさん心に集めるだけで、
魂が輝き出すかもしれませんね。
誰かに伝えたい言葉、自分の心にそっとしまっておきたい言葉、
みんなで味わいたい言葉・・・。
そんな言の葉を、ひとつずつあなたのもとにお届けします。
第453葉
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『雨障』(あまつつみ)
☆----------------雨に降りこめられて、外出しないこと----------------
空から降るものは、天の意思……。 そう考えられていた万葉、平安の時代。
雨の日に外出することは、タブーでした。
それを、『雨障(あまつつみ、または、あまざわり)』といって、人々は、屋内に、こもっていなければならなかったそうです。
通い婚だった時代のこと。 もちろん、恋しい人に逢うこともできません。
雨が恨めしくなるのも、わかる気がします。
和歌では、「長雨」を「ながめ」と読み、「眺め」に掛けて使われます。
ぼんやりと、雨が降るのを、眺めているしかなかったのですね。
~つれづれの ながめにまさる涙川 袖のみぬれて あふよしもなし~(「古今和歌集」藤原敏行)
今では、自由に、雨の日でも出かけることができます。もう、天を恨まなくても、よくなったわけですね。
雨に包まれて、しっとりと過ごすのもよし。
それぞれの雨を、みなさんは、どう過ごしますか。
これが先日のメルマガです。そうしてホームページは
夢の言の葉で、そこからメルマガの注文も出来ますし、著作も載っています。
これは何と言う花でしょうか?