昨年末に4冊も本を買って、全然読めない日々でした。
先ずは一冊読んだところです。
でも何回か読み返さないと、まだ解らないところがたくさんあります。何しろ2年前にやっと中学を出ただけの私。文法を全く知らないのですから。
私にはまだ読書感想文は書けません。でも昔の言葉は面白くて大好き。
それから、日本語の複雑さをあらためて実感し、文法は知らなくても使いこなせるものだなあと自分に感心したりしながら?読みました。
「美味しい」には「美味しそうだ」と「そうだ」がつけられるけれど「可愛い」に「そうだ」をつけたら大変!意味が違ってしまう。外国人には難しい言葉なのですね。
「千六本」は「繊切りの大根」という意味の中国語音に当て字がついたものだとか・・・
特に面白かったのは、他人の”したり顔”について書いている清少納言のことを、ライバルの紫式部が「清少納言こそ したり顔に いみじゅう侍りける人・・・」云々と悪口を書いているとか・・・
とにかく盛り沢山の薀蓄が詰まったエッセイ。楽しいご本です。
林義雄著 俳人のための やまとことばの散歩道 リヨン社刊 ・・・一読をお奨めします。
林先生のブログに惹かれたのは、千住の地口行燈(じぐちあんどん)の解説からでした。
林先生のブログは、昔の日本語の解説の合間にいろんなところへ旅をされたりして、珍しいもの珍しい事をアップして下さるし、猫もたくさん登場するので、いつも楽しませていただいております。
昨日の強風凄かったですね。あたり一面空気が茶色でした。このあたりでは大風が吹くと畑の土を舞い上げて、大変なことになります。8階のベランダにまでうっすらと土埃が積もりました。
何処もじゃりじゃり気持ちが悪いので、今朝から大掃除していました。
でもこの土埃も、私の生まれた屋敷と同じ状態なのです。練兵場という赤土の広野に面していましたから。だから周辺の山並みが全部見えたのです。山が見えれば土埃も酷い。昔と同じ。
人生の初めと終わりに同じような条件のところに住めて、私は大満足なのです。山の眺めは何物にも代えがたい楽しみですから。
これから2回目の切干大根を切ります。昨日はとうてい干せませんでしたから。
次の本いつ読めるかな。
昭和23年の日記も、ワードに書いている最中ですし、忙しいです・・・戦後の話そのうち連載します。