平安時代に創建されたという喜多院は、慶長の頃、天海僧正に家康の信頼が厚かったことから繁栄し、寛永の火災の後、江戸城から『家光誕生の間』や『春日の局化粧の間』などのある建物が移築されて使われたそうです。その建物(撮影禁止)と、五百羅漢の拝観券が400円でした
バス停から、東武バスのボランティアガイドさんが、10分間の案内をして下さり、拝観前に予備知識を得ることが出来ました。
たとえば、酒を酌み交わしているかに見えるこの羅漢様は、お燈明の油を注いでいるのだとか・・・

一番驚いたのは、子連れの羅漢様が何人もおいでだったこと。
男性ばかり?なのに、子を慈しむ姿が・・・ほほえましいですね。



天明の大飢饉でおびただしい餓死者が出た後、供養の為発願された方が、志を遂げずに亡くなり、その後を継いだ方々が、1782年から50年ほどの間に創り上げたのだそうです。
ほのぼのとした笑顔が大半で、ぐうたらしている方や、真面目くさった方は居ても、怒った表情の方がひとりも居ません。天を仰いで何をそんなにお嘆きか・・・という感じは、この方たったおひとり。

あまりの嘆きように、カメラにうまく収まりませんでした。
大抵の方は楽しげで、ペットと戯れるお姿も・・・


犬だけでなく、猪を可愛がるお方も・・・

飢饉で亡くなられた方々の平和だった頃の姿を再現しようとされたのでしょうか?
解らないながらも、現代人に安らかな気持ちを与えてくださる羅漢様たちですね。