姫達磨の製作過程をアップして、と言うリクエストにお答えします。
私も教えていただいたばかりですが、作りながら写真を撮ってみます。
7年前、パッチワークを習おうとした頃(70才当時、中学に入ったのでパッチワークは習えませんでしたが)準備として、板にサンドペーパーを貼り付けました。(細かい裁断をするための道具)この道具は非常に便利ですから、一つお作りになると良いと思います。
10円ぐらいの紙ヤスリを、菓子折りの蓋にボンドで貼っただけのものです。
先ず3枚の型紙を厚紙で作ります。
頭は、古いシャツなどのメリヤスを使うので、横に伸びますから、型紙は、タテ,7cm。ヨコ,5cmの楕円にします。
着物はタテ、11cm。ヨコ13cm。 ちりめん。
袴は タテ11cm。ヨコ7cm。 ちりめん又は柔らかい布。
いずれも 縫い代込みの寸法です。
板に貼ったサンドペーパーの用意があれば、ちりめんを固定してチャコで、楽に線を引けます。
頭の縁を5ミリの縫い代で、ぐし縫いして縮めて綿を押し込むと、メリヤスが横に伸びるので丁度良い球体になります。
頭に髪の毛を好みの方法で付けて、目と口を、それぞれ一本の糸で描きます。(目と口は最後に描いても大丈夫です)
2枚の縮緬を、はぎ合わせて筒にし、底は1,5㎝の縫い代でしっかり縫い縮めます。
表に返して、中にペレットを小さじで7~8杯入れます。
↓これは背中から見たところです。中心に赤糸で印をつけています。
柄の縮緬の上部を1㎝の縫い代に折って、その中央に糸印をつけてから、左右に4㎝づつ、しつけをかけます。(これをして置かないと、頭を取り付けるとき悩みます)
額上の中央に、着物の糸印を合わせて、待ち針で止めます。
そこから顔の形を見ながら、頬の線に縮緬をあわせて行き、顎の下で縫い止め、そこから顔の周りにくけてゆきます。
くけ終わったら、しつけと糸印を外します。
次、顎の下から前の布を、1㎝の縫い代でぐし縫いにして縮めます。
その上に5本のリリヤーンを結んで縫い付けます。これで基本形の完成です。
後は自由に応用しましょう。
無地の部分は、縮緬でなくても、柔らかい布なら大丈夫です。