元は、消費税を取らない百円屋だった店が、数ヶ月前から五百円屋になりました。
「倒産処分セール オール五百円」・・・だんだん商品が増えて、店一杯になりました。
どういうルートで集めるのか知りませんが、倒産処分品が山盛りです。
玉石混交、ごみみたいな物もあれば、高級スーツも有ります。総て新品。
もともと千円以下のものから、万と付く値札のものまで。ブランド品も有ります。
安さにつられて何千円も買い集めるお客がいて、大繁盛しています。
でも私は、よほど必要なものでないと買いません。
四千いくらの値札が付いていたカーディーガン。編みこみ模様で、ポケットが二つ付いています。
五百円は嬉しいので買いました。
でも倒産した店はいったい幾らで買いたたかれたのでしょうか?そう考えると複雑な気分です。
「スタグフレーション」などと言う言葉を、ばあちゃんが覚えなきゃならない時代。景気は悪いのに、インフレは進むというのでしょう。家計の唯一の自衛手段として、必要なものを、安く手に入れようと、歩き回ります。でも誰かが大損して泣いていると思うと、安くても手放しで喜べない気分です。
後期高齢者医療保険。いよいよ年金から引かれる段になって、テレビも騒いでいますが、去年からこうなる事は分かっていたはずでしょう。その上保険証が一部届いていないなんて。
対象者の年齢を考えたら、何にも分からなくて、いきなり年金が減ってびっくりする人がどれほど多いか、予想が付いたはず。
幾ら引きますよとも言わないでいきなり引くなんて酷いです。それに金額が半端じゃないのだから。
取りっぱぐれなく取り立てて、取られたほうの生計は考えていない。弱いものいじめです。
スタグフレーションに加えて、この悪政だもの、貧しい年よりは、生活設計が狂ってしまいます。
若い人もかなりの数が定職につけずにいますね。年金も払えない彼らが老いたとき、無年金者への生活保護費がどう跳ね上がるか?景気浮揚の対策は無いのでしょうか?
難産だった日銀総裁は何をしてくれるでしょうか?
こちらは、105円の店「ダイソー」で出している「脳トレ本」です。どこの国で印刷させたのか、初めから105円で出来ています。何種類も有ります。結構面白くて、はまりそうです。
こういう安物なら歓迎です。