私はスポーツオンチだから、パラリンピックに関心があっても、記事には出来ずにいましたが、今朝たまたま、裏話的番組を見て、思うことを書きたくなりました。
競泳の女王 成田さんが、この4年の中で、股関節手術で、1年8ヶ月も入院していたときいてびっくりしました。
しかも、もうじき痛む肘の手術をなさるとか・・・痛みを抱えてのパラリンピックだったそうです。
今回5位に甘んじたのは、クラスを変えられて、もっと丈夫な人と一緒にされたからだと思っていたら、体調にも大きな問題を抱えながら、競泳女子のリーダーとして、後輩達を元気付けておられた由。偉いなあと思いました。「生きているうちは泳いでいるでしょう」とのことです。
漁師だった円盤投げの選手は、事故で頚椎を傷め下半身麻痺。奥さんと二人だけで練習を重ねて、今回自己ベストで銅メダル。でも最年長の還暦なので、中国では大いに話題になったそうです。
夫婦愛が凄いですね。昔、足の悪い奥さんに「一生面倒見る」といって結婚したのに、「逆に面倒見てもらうことになっちゃった」と言いながら感謝を語る、最高に仲の良いご夫婦でした。
さて、日本のパラリンピック選手達は、政府の援助も無く、それぞれの職業でフルタイム働きながら、年間平均110万円もの自己資金をつぎ込んで練習しているという、なんともお寒い現状なのだそうです。
国によっては、政府が、選手に家も練習環境も生活費も与えて、練習に専念させているそうです。だから強い国が増えたのでしょう。
今まで、選手自身の努力で多くのメダルを獲得してきたけれど、大抵の選手が週末しか練習できない現状では、他の国に追い越されてしまうでしょう。
メダルだけが大事ではないけれど、オリンピック選手に較べて、あまりにも低い扱いは納得できません。オリンピックと同等の扱いをして欲しいです。十分な練習ができるように。
何も出来ないけれど、みんなで心から応援してゆきたいですね。