今日は実に楽しい集まりでした。お話サークル「かにかにこそこそ」の定例会。
9時20分車に乗せていただいて、鶴瀬駅まで、櫻井美紀先生をお迎えに行きました。
図書館での今日の定例会の盛況だったこと・・・櫻井先生がお見えになるので皆さん集まって、語り、そして先生のお話を聞きました。(うちの会は全員女性)
お話は本の活字通りに語るものではない、と力説なさる櫻井先生は、山寺のお話を語られて、「これは、実はイギリスの教会のお話なのです」と種明かし。
「娘から聞いた同級生の話」に見せかけて、こわいお話をされてから、実は「猿の手」と言うお話を置き換えたものだとおっしゃる。
語りと言うのはこんな風に自由であるべきだとおっしゃるのです。
太古の昔から、語りは語る人の思いのままに、聞き手に伝えてきたもの。活字になる前から物語は有ったのだから、活字だって物語の通りではなく、一つのお話が書く人によっていろいろに表現されている。
語り手は自分なりの表現法で、自然な動きをしながら、聞き手と心を合わせることが大事。
海外のストーリーテラーや図書館員たちは、自由に様々な表現法を用いている…等々、とても参考になる貴重なお話を、聞かせていただきました。
お昼はお弁当を取り寄せて、みんなで楽しく頂き、そのあとはお暇のある方だけで我が家に移動。
リビングに6名のお客様でちょうど満員。いろいろ差し入れもあって、つまみながらそれぞれのパーソナルストーリーを語り合ったり、先生の主張がよく理解できるお話が続きました。それから図書館で時間が無くて語れなかったお二人が、先生に促されて語りました。
狭い我が家が、熱気むんむんの勉強会場になっていたのです。
午後4時にお開き、車で来られた方が先生を駅まで送って下さり、お近くの方にはお茶碗を洗って頂き、私は世話なしでした。
櫻井先生、皆さん、今日は本当に有難うございました。最高に楽しかったです。
カメラを持って行きながら、お話に夢中で、お弁当しか撮らなかったのは、なんとも残念なことでした。