今日私は大いに興奮しております。
お話サークル「かにかにこそこそ」の5年に一度の大イベント(実際はささやかなお話会なんですけれど)が大成功だったのですから。
最近体調を崩し気味な私は、特別にいたわられて、皆さんが朝から大仕事をしているのに、のこのこお昼に出向いて、いきなりお弁当をごちそうになり、自分の語りをしただけで、片づけもしなかったのですが・・・
お昼に行ってびっくり。午前の部が終わって、午後の部の準備が済んだところでしたが、平台の縦の面だけに黒い紙を貼り、舞台両翼には黒板に暗幕をかぶせ、左の暗幕には「お話の小箱」と書いた紙が貼られていて、舞台上にはお花が活けてありました。後ろは黒いカーテンですから、非常に落ち着いた雰囲気の小さな舞台が出来あがっていました。
午後の部で語ったのは12名。そのすべての人が練習よりはるかに良くて、全員輝いていました。司会も素敵でした。
私も「こじきのくれたてぬぐい」をいつもより生き生きと語ることができました。
カメラを持っていられなかったので、舞台の写真が無いのは残念。(語り手それぞれの写真は撮ってくださったようですが)
午後の部の休憩時間には、美味しいコーヒー、紅茶と色とりどりのお菓子が振る舞われて、お客さんたちはびっくりされていました。
その脇には、かにかにこそこそ15年間の歩みを、パネル展示のように大きな色紙3枚に、過去のプログラムや写真を貼り付けたものが展示されていました。これは一人の奥さんが一手に引き受けて、何日も夜遅くまでかかって作り上げたもので、これからこれを切り分けて、アルバムに作りなおすのだそうです。
お客様に渡したプログラムも、皆さんが手分けして、何時間もかけて仕上げたもので、午後の部のは一つとして同じものはありません。
黄色いのは午前の部ので、中に飛び出す絵本のような仕掛けがあります。
開くと、小箱が飛び出し、その中からカニさんが飛び出る仕掛けです。すべて私以外の皆さんの手作りです。
子供たちにはこの他に、手作りの紙のコマがプレゼントされたようです。
3時半に終って、舞台を取り払い、椅子を片づけ、お茶会の後片付けをして(私は展示物の両面テープをはがしただけでしたが)2階の和室に移動、お菓子を頂きながら反省会をしました。
お客さまにお願いしたアンケートの答えは、夜語りの時よりもはるかに好評でした。
個性がまったく違うメンバーが、それぞれに合った出しものを選んで、生き生きと語ったのがとても良かったというご意見が主流でした。アンケートの裏までぎっしり書いてくださった方もありました。
午前の部には、お行儀の悪い子供がいて、悩まされたそうですが、午後はお客様と語り手が一つになった感じがありました。熱心に聴いてくださったお客様に感謝です。
私の語りも「聴き手をつかんでいた」と評されたことが何より嬉しかったです。
とにかく幸せいっぱいのイベントでした・・・5年に一度ではなく、毎年開けたらいいのですが・・・
私は5時半に家まで送って頂けましたが、皆さんは6時から8時まで打ち上げパーティーをやっています。元気で良いなあ。