縁もゆかりもない町に、老夫婦だけで引っ越してきて半年、近頃不思議なご縁のありがたさを感じることしきりです。
先月広報を見て、図書館のお話グループの例会を見学。そのときウチのすぐ近所で、個人で子供図書室を開いている奥さんと知り合いました。しかも車に便乗させて頂けて、歩けば片道30分近くかかるので、とっても助かりました。
その上子供の本がたくさん有って、近いから借りやすい。私にとって都合の良いことばかりのご近所さんと知り合えたというわけです。
そうして今朝も自動車に乗せていただいてらくらく図書館へ。
早速入会を申し込んで、いきなり語らせていただきました。上手な皆さんのお話を聞いて気後れする前にと、トップバッターで・・・4分間ほぼつっかえずに語れました。
内容は・・・貧乏なじいが、天から福を授かる初夢を見て、畑を耕していたら金瓶が出てきた。でもこれは地福で、自分の天福ではないから貰えないと、埋めて帰って、隣のじいに話した。
隣のじいが掘ったら、蜂の巣が出て散々な目に遭う。隣のじいは腹を立てて、蜂の巣を貧乏じいの家の高窓から放り込んだら、それは金瓶になって、家中に金が散らばった。じいは『これこそおらが授かった天福だ』と喜んでそれを貰った・・・という意味のお話です。
まあ合格点だったかな。情景が浮かぶと言われました。
他の方はもっと長いお話を、よくまあ覚えて・・・じょうずに語られます。皆さん人前で語るのがだーい好きな人ばかり。私も同類なので・・・はまっちゃいました。
年に何回か近所の小学校に語りに行くそうで、夏休みには資料館の行事で、あの萱葺きの家の隣の土蔵の中で語ることも有るそうです。面白くなってきました。
もう完全にはまっちゃいましたね。老後の楽しみは、これだわ・・・・・・・・
近頃もうひとつはまっているもの・・・岩塩

贅沢は出来ない我が家ですが、お塩だけなら贅沢したってお財布にそうはひびきません。
去年イタリアの岩塩の美味しさを知って、それがここでは手に入らないので、ドイツの岩塩(左)を買いました。これもまた柔らかい味で美味しい、魚の塩焼きには最高。ついでにボリビアのローズソルト・・・鉄分が多くてピンクなのだそうです。これも舌に鹹さが突き刺さらなくて柔らかい味がある。
ボリビアには若い友人が協力隊で2年間行っていたし、そこを旅した友人もいて、ウユニ塩湖の写真もたくさん見ました。
私は行かれないからせめてお塩ぐらい使って見ようと思うわけです。
実は中国やモンゴルの岩塩も試したのですが・・・しょっぱさがきついのにばかり当たりました。
やっぱりヨーロッパや南米のが私の口には合いそうです。