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戦後レジームからの脱却とは何ぞや?
1年も前の、社会科学者の随想と言う長い記事。ここの中に次のような記述があります。


(1年前の記事)

戦前は,天皇が主権者であり,その国家のために個人が犠牲になることがすばらしいという価値観の国でしたが,戦後は,主権者は1人1人の国民となり(1条),その個人の幸せに奉仕するために国家があるのだという個人を尊重する国になりました(13条)。
 
 国民は60年前に憲法を制定して,こうした戦前の旧体制に決別して新しい国になることを決意したのです。これが『戦後レジーム(戦後体制)』です。この新憲法下の戦後体制のもとで,国民は,1人1人を大切にする新しい時代の日本に生まれ変わろうと努力してきました。

 戦前のように教育に国家が介入したり,宗教を利用しようとしてきたら,憲法がそのような国家の行為を禁止し,これを止めてきました。政府が海外で軍事力を行使しようとするときに,憲法がそれをくい止めてきました。憲法は国家権力を縛って,私たちの権利・自由を守り,平和を守ってきたのです。

 この『戦後レジーム』から脱却するということは,これらの価値を否定して,つまり,60年前に戻ることを意味します。

 安倍総理はまず教育基本法を改正して,教育の目的を「国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた国民の育成」(新教育基本法1条)としました。つまり国を支えるのに相応しい国民の育成を教育の目的とし,国家のための教育としました。その結果,国を愛する態度が教育の目標として掲げられ(2条),靖国神社を参拝して宗教との関係を復活させようとします。

 また,有事立法の下では地方分権も名ばかりです。女性蔑視発言をする閣僚を抱え,女性差別をなくすための民法改正に消極的です。医療制度改悪,障害者自立支援法という名の弱者切り捨てを強行し,アメリカ流の極端な自由競争の結果,所得格差,教育格差,情報格差が広がっています。

 そして何よりも,個人よりも国家の価値を大切にすることを国民に押しつけようとしています。これが戦後レジームからの脱却の意味であり,その集大成が「戦争ができる国」にするための憲法改正です。

 ですが,戦後の日本が歩んできたこの憲法の体制を維持し発展させるか,それとも大きく変えて昔に戻すかを決定するのは,あくまでも主権者たる国民であることを忘れてはなりません。
 註記)法学館憲法研究所「中高生のための憲法教室 第42回〈戦後レジームからの脱却〉」,http://www.jicl.jp/chuukou/backnumber/42.html





恐ろしや、アベ政権!

戦後レジームからの脱却とは何ぞや?_a0050728_8553247.jpg


なんでしょ!あの噛み合わないアベの国会答弁。
「俺と違う意見の奴は全て間違っているんだ」って盲信しているのネ?

テロ組織に気がねする必要はないから、中東訪問予定通り行ったんだって!
その結果がどうなるか、考えもしないで、「今は行かない方が良い」なんて忠告には耳を貸さない、独りよがりの、外交音痴。



西条剛央さんが
右翼とは、"国"と言う 観念 に関心がある人で、
左翼とは、"人"と言う 実存 に関心がある人。

と分析して居て、国は無くなっても良いが、人が無くなったら、全滅だ。って・・・・・確かに、核戦争やって地球を壊したら、国どころか何にもなくなりますよね。人は愚かであってはいけない。

アベは、「国のために人があるべき」だという。国に尽くす人間を育てるんだって。
人のためになる国が必要なんで、人のためにならない国を、命がけで守れという愚かしさを理解しない。
戦前の「滅私奉公」の思想を、教育に取り入れたがっている。昭和初期じゃああるまいし、時代錯誤も良い加減にして欲しい。・・・・と、昭和を生きた八十代は思うのです。

14年も戦争やって、ボロボロになったんだよ。アベ君は見てなかったけど、飢えも経験しなかったけど、戦争は怖くてひもじくて大変なんだから‼︎ 迂闊に危ない発言しないでくれよ。

人が愛し、護るべきは、人でしょ。
変な方向に行く国に尽くしたら、使い捨ての特攻隊にされちゃうよ。

戦後レジームからの脱却とは何ぞや?_a0050728_11594821.jpg


嫌な話が続いたので、一日遅れですが、去年の節分に載せた、「鬼は内」という平和な民話をお口直しにどうぞ。鬼に優しくしたら、たくさんの福を授かったのどかなお話。





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# by hisako-baaba | 2015-02-04 08:51 | Comments(2)

いのちの孤独 と言う記事
心ざわつく日々に、穏やかな空気を与えてくれる記事を見つけました。「いのちの孤独」 ニューヨークで活動している、熊谷和徳と言うタップダンサーの方のブログです。

この一つ前の記事は年賀状で、ネイティブ アメリカンの、素敵な言葉が紹介されています。いつもながら、アメリカ先住民に伝わる言葉は、深くて素晴らしい。

いのちの孤独 と言う記事_a0050728_10152791.jpg







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# by hisako-baaba | 2015-02-03 10:10 | Comments(8)

高遠菜穂子さんの叫び
イラクで支援活動中一時拘束され、国内からはひどいバッシングを受けた経験のある、高遠菜穂子さんが、日本国政府の動きについて悲痛な叫びをあげておられます。本当にそうだと思うので、リンク貼りました。


高遠さんは叫びます。
「『平和の国ニッポン』というブランドイメージが私たちに安全をもたらしてくれていたのに、日本の「米国追随」のイメージは支援の現場でも深刻な問題をもたらしました。その後、何年もイラク支援のNGOは「日本からの支援」ということを表明できませんでした。表明すれば、現地スタッフが私たちの代わりに標的になってしまったからです。

あれから何年もかけて、必死に必死に働き、やっとやっとイラクの人々からの信頼を回復することができました。なのに、もう一度それを失うのでしょうか?」

高遠菜穂子さんの叫び_a0050728_22594994.jpg








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# by hisako-baaba | 2015-02-02 22:47 | Comments(2)

ショック・ドクトリンを許すまじ
昨日は後藤さんの死を聞いてから、一日中憂鬱でした。

アベ首相は、去年から人質を取られていると知っていたのだから、中東諸国やイスラエルには、「人質事件が解決するまで、訪問できなくなりました」って断るのが当たり前だったと、私は思うのだけど、どうなんでしょう?。
アベ首相にとって人質になった人間は「迷惑なやつ」としか感じなかったのでしょうね。彼の外交姿勢が、今回の悲劇を生んだと思ってしまいます。
お友達が2人、私の書きたいことを書いていらっしゃるので、転載させて頂きます。


目良誠二郎さんのFacebookから、転載させて頂きます。

<ショック・ドクトリン について>

後藤さんまで殺害されてしまった今回のテロ事件は、日本社会に大きな衝撃を与えています。
その中で、僕も含めてですが「ショック・ドクトリンという用語をいろいろな方が使っています。
「ショック・ドクトリン」というのは、クーデター・戦争・災害・テロなどの大惨事が発生して(時には発生させ)、いわば国民が茫然自失の状態にあるのに便乗し、一部の権力者たちが自分たちの信奉するイデオロギーに基づく反国民的なシステムを一挙に導入し、その国のシステムを根底から作り変えてしまうことをいいます。
アベ首相が今回の「イスラム国」テロリストによる日本人殺害で国民が大きなショックを受けているのに便乗して、米軍と共に自衛隊を中東にも派兵するような集団的自衛権行使の具体化を急ごうとしているのも、まさにこの「ショック・ドクトリン」= 惨事便乗型 政策変更」そのものであると言わざるを得ません。

と、警告し、ナオミ・クライン著「ショック・ドクトリン」岩波書店刊 の一読をお勧めしますと結んでおられます。


もう一人の友人、ブリッジ フォー ピースの 神直子さんの文章を、先日ご紹介したトレド在住の河合妙子さんも、次のように紹介しています。
「元日本兵のお友達をたくさん持ち、ご主人は元戦場記者、そして母となった神直子さんの言葉に、自然と耳が傾きます」

妙子さんと私の共通の友人、神直子さんの文章をFacebookから転載させて頂きます。


昨日、ドイツの ヴァイツゼッカー元大統領が、亡くなったと知りました。

「過去に目を閉ざすものは、結局のところ、現在にも盲目となります」と言う有名な演説を学生時代に読み、本当にその通りだと思いました。人質殺害事件が起きた今、まさにこの言葉をしっかりと心に刻む必要があると感じています。

後藤健二さんが殺害されたとの報道を受け、「テロに屈するな」「行ったのは自己責任」と言う論調も見られます。イスラム国の非人道的な手法は許せるものではないし、後藤さんも幼子を残して湯川さんを助けに行ったのが事実だとすると、そこに疑問を感じないわけではありません。

ただ、一つ忘れてはならないのは、安倍政権がイスラム国対策として支援を申し出なければ、こんなことにはならなかったということです。今回の事件が起きた背景(支援のみならず)を理解せず、非難するのは冷静さに欠けています。
「積極的平和主義」と言う、聞こえの良い言葉を使って日本が進もうとしている方向は、国民を安全に導くどころか、これから危険に晒して行くことになるのが目に浮かびます。

危険が迫っていると言って国民を駆り立て、戦争に突き進んだ過去が日本にはあります。今回もこのタイミングで自衛隊派遣の想定問答集を政府が作っていたことが明らかになりました。
「テロに屈するな」と言う声が国内で高まれば、安全保障法整備が整いやすくなると現政権はしたたかに考えていることでしょう。

「武力では何も解決しない」元日本兵の多くがこう語っていました。

「過去に目を閉ざすものは結局のところ現在にも盲目となります」と言う言葉、改めて心に刻みたいと思います。


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アベ政権の思うままにされたら、海外の日本人は、危険にさらされるし、日本国内でだってテロの脅威にさらされかねないでしょう。
敵を作らず、敵を少なくするのが外交。わざわざこっちから敵を増やすなんて狂気の沙汰。昭和初期の日本の過ちを繰り返して欲しくないです。
憲法九条を掲げて、偏らない全方位外交に務め、日本は平和国家ですと言っているべきなのだと思います。

ショック・ドクトリンを許すまじ_a0050728_13145068.jpg







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# by hisako-baaba | 2015-02-02 13:29 | Comments(7)

大ショック‼︎________譜面台とiPad台完成
[追記]

下の記事をアップしてから、テレビをつけて凍りついた。
後藤健二さんが殺害された? 最悪のニュース。悲しすぎる。なんとか助かるだろうと思っていたのに。
残虐極まる狂気の集団イスラム国は許し難い。

一方、アベ政権は次々に敵を増やしてゆく。恐ろしい亡国の政権だ。

敵を少なくしてゆくのが外交力ってものでしょう。
憲法九条を掲げて、日本は喧嘩しませんよ、だから穏やかに付き合いましょう、と言うスタンスこそが国を守る道では無いのか。
一人で偉そうに、こう言う事件の時、自衛隊に救出に向かわせるようにしようだって!できないことを言うんじゃない。現地の事が何も分かっていないくせに。

憲法九条を捨てて、敵国を増やそうなんて、狂気の沙汰だと思う。
国民を巻き添えにするな。

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vimalakirtiさんのところにあったら良いな 平和ボールと言う記事があって、シャローム(平和)の歌 が聴かれます。
6歳の坊やの平和ボールも、清らかな声のシャロームの歌も素敵です。


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昨日午前中百均で、水玉のはぎれを一枚買ったら、譜面台を裏まで貼っても余った。
大きいほうのiPad台が汚れて居たので、残りで貼ることが出来た。
三つの台の揃い踏み。
左が譜面台。真ん中がiPad台。右は iPad miniの台。
大ショック‼︎________譜面台とiPad台完成_a0050728_17334588.jpg








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# by hisako-baaba | 2015-02-01 06:54 | Comments(10)


1931年生れのhisakobaabaが七十代万歳と言って始めたブログが九十代に続いています。youtube:https://www.youtube.com/channel/UCuqsdIduvd4fvzap1q4RW3g/
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